ジェームス・スキナーの最新刊 『略奪大国』の目次をみたらp.72に、
「最初の1円から国債がおかしい」とあった。
借金の利子は事業による利益から出るものなので、営利事業を行なっていない政府は借金をしてはいけない
という主旨。
ケインジアンにぶっとばされそうですが、ぼくも同じ考えです。
元をたどればお金も利益を生み出すことを暗黙の前提としている。そうは書いてないけども。
「最初の一円から日銀券がおかしい」といってもいい。
そうそう。
「維新八策」では資産課税をあげているそうですね。
週刊現代では「フライト」と「インフレ化」を問題視していましたが。
ぼくも資産課税は検討の必要ありと考える一人ですが、丁寧な制度設計が必要。まずは金融資産課税と度を越した資産のみ対象にすればよいのでは?現金化しなければ納税できないような資産課税は限定的にすべきでしょう。
以前住んでいたところの近くが有名なダイオキシン発生地帯になってしまった(当時)けども、平地林を農地と認めず課税。相続が困難となり、墓地業者と産廃屋に売り、その結果ひどいことになった。ちょうどこの頃、大前研一氏が都市近郊での農業不要論をさかんにぶっていた。
政策は是々非々ですが、信条、理念や綱領というのはそうはいかない。