2011年06月15日

上田昌文さん放射能講演会 6/30

チラシA4.pdf

市民科学研究室代表の上田昌文さんが守谷で講演されます。
チラシ掲載します。
ぜひご来場ください。予約制なので申し込みを。

ここのところ、守谷近隣の自治体で御用学者を招いて「大丈夫!安全!心配な
し!」を盛んに宣伝しています。それは本当か?
原爆による被害の歴史にもたいへん詳しく、低線量被曝研究会も実践されてきた
上田さんにホントのところを聞いてみましょう。なぜ、政府は低線量の内部被曝
をひた隠しにしてきたか、そのあたりの話も多少は出るでしょう。

6/30(木)10時〜国際交流センターにて。

僕は仕事なんですが、なんとか行けるようにしたいと思っています。

なお、2000〜2001年ごろ、市民科学研究室の運営委員をやらせてもらっていまし
た。
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2011年06月14日

Fw: Vol.189 SPEEDIによる内部被曝予測を正しく活用し、直ちに内部被曝の実測を


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From: MRIC by 医療ガバナンス学会 <>
To:
Subject: Vol.189 SPEEDIによる内部被曝予測を正しく活用し、直ちに内部被
曝の実測を


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SPEEDIによる内部被曝予測を正しく活用し、直ちに内部被曝の実測を

共立耳鼻咽喉科 山野辺滋晴

2011年6月14日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
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緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)は、文部科学省管轄の財団法人原子力安全技術センターが運用しており、SPEEDIに関するパンフレットを公開しています[1]。このパンフレットには、次のような記述があります。

・降雨および乾燥沈着ならびに放射能の減衰を考慮し、放射性物質の大気中濃度および地表蓄積量の予測計算を行います。
・放射性物質の大気中濃度および地表蓄積量の計算結果から、空気吸収線量率を計算します。空気吸収線量率は、各核種からの複数のγ線による寄与を個別に計算して合計する詳細な手法により計算されます。
・空気吸収線量率の計算結果から外部被ばく実効線量を計算します。
・放射性物質の大気中濃度の計算結果から、吸収による臓器等価線量や内部被ばく実行線量等を計算します。

このパンフレットによれば、炉心溶融やコア・コンクリート反応などの重大事故が発生した場合、燃料種別、炉心溶融割合、炉心温度、コンクリート反応の有無、格納容器からの漏出割合を想定し、核種の組成比率データが格納されたデータベースから放出源情報を入力するか、希ガス、ヨウ素、セシウム、プルトニウムなど核種ごとの単位時間放出量等を入力すれば、日本各地における事故発生後の外部被曝実効線量と内部被曝実効線量をSPEEDIで予測できていることがわかります。また、出力図形一覧を参照すると、1歳児、成人といった年齢別の内部被曝量も、甲状腺や肺といった臓器別の内部被曝量も、具体的に予測できることもわかります。

実際に、原子力安全委員会は3月23日、1歳児が屋外にい続けた場合、事故発生から12日間で甲状腺の内部被曝が100ミリシーベルトを上まわるというSPEEDI試算を公開しました[2]。さらに、この3月23日の試算結果と同じ放出源情報に基づいて文部科学省が試算したWSPEEDIによる予測結果では、茨城県東部から千葉県東部まで1歳未満児の場合に、10〜50ミリシーベルトの甲状腺内部被曝が予測されています[3]。

しかし、その後は、なぜか、放射性物質の放出量をヨウ素単独で1ベクレル/時の単位量放出と限定して、5000枚のSPEEDI試算結果が公開されました。この5000枚では、日々放出され続けた実際の放射性物質総量を入力していませんから、SPEEDI本来の能力は活用されていません。また、燃料の温度上昇による放出+溶融炉心・コンクリート反応による放出を想定した文部科学省の解析予測でも[4]、気象データは昨年4月から9月までの過去データによる試算しか行っておらず、なぜか、今年3月12日から現在までの気象データを利用していません。実際の放出量と気象データを用いた予測が必要だと思います。。

最近になって、事故直後から3月16日までに大気中に放出された放射性物質の量は、77京ベクレルと推定量が2倍になりましたから、実際のダストサンプリング結果と今年の気象データに基づいて、SPEEDIを正しく活用し、年齢別、臓器別に、原発周辺地域において事故発生から現在までの内部被曝累積の予測結果を公表して頂くよう切に要望します。さらに、実際の放出量を入力し
た上で、明日および明後日のSPEEDI予測も毎日公表すべきだと思います。そうすれば、学校等での被曝防護対策に活用できるはずです。

住民への情報開示の観点からも、こうしたSPEEDIによる現実的予測を活用し、これまでに各地の住民が被爆した内部被曝総量を予測して、直ちに内部被曝の実測を開始すべきでしょう。ホールボディカウンタ検査だけではなく、バイオアッセイの試料に毛髪を利用すれば、内部被曝を時系列で推測できますし、今後の食物由来の内部被曝実測にも活用できる可能性があります。実際
に、人の毛髪を使い、飲み水中のウランによる内部被曝を予測する報告もありますし[5]、毛髪だけではなく爪でも内部被曝を実測できるという報告もあります。また、独立行政法人産業技術総合研究所は、セシウムの微少濃度変化を測定するため、極微量の金属元素分析が可能な誘導結合プラズマ質量分析装置を発注していますから[6]、仮に、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)を用いて内部被曝を測定するとすれば、下記のように毛髪を保存、検査機関に郵送して、内部被爆を計測可能でしょう。

1.毛髪0.2g保存。できれば、多い方が良い。
2.採取量0.2gは、長さ3〜4cmで150本程度。
3.出来るだけ毛根近くの毛髪を採取。陰毛でも測定可。
4.本人確認のDNA鑑定に備え、一部は毛根も含めて採取。
5.採取日を記載したジッパー付きビニール袋に毛髪を入れ、さらに封筒に入れ暗所保存。

残念ながら、上記の方法は私見ですので、将来、内部被曝を解析できなかった場合の責任は負えません。ぜひ、SPEEDIを正しく活用し、内部被曝が高い地域を推定して、政府および原子力防災関連機関の指導の下、原発周辺住民の被曝を低減する目安とするために、尿、毛髪、爪などを用い、内部被曝の実測を開始して頂きますようお願い致します。


[1] http://www.bousai.ne.jp/vis/torikumi/download_data/speedi.pdf
[2] http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0324_in.pdf
[3]http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/10/1305799_0324.pdf
[4] http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/index.html
[5] A compartmental model of uranium in human hair for protractedingestion of natural uranium in drinking water.:14:Health Phys. 2009 Jun; 96(6):636-45.
[6] http://unit.aist.go.jp/fad/ci/supplyinfo/detail/45819172/


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今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いただけましたら幸いです。
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp
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http://www.medg.jp/support/mailinfo.php?id=T1xfUimB6qualYcN

MRIC by 医療ガバナンス学会
posted by ichirok at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城県南放射線情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

茨城・千葉の土壌汚染 筑波大学調査による

中日新聞「千葉、茨城で土壌から通常の400倍セシウム 筑波大調査

自治体や個人が調べた空間線量と符号します。
茨城の汚染分布が概ねわかります。

筑波山がみごとに風の流れを抑え南下させたのでしょう。西への広がりがない。
(おかげで守谷周辺はホットスポットになってしまったけれど)

当農場(オーガニックファームつくばの風)の圃場2箇所のサンプルもこの調査結果に含まれているはず。土壌サンプル提出しましたんで。

posted by ichirok at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【速報・転送OK】茨城で放射線量上昇が観測されています

スタッフ各位、メルマガ購読の皆さま、ブログ見ていただいている皆さまへ
小林一朗です。

久々の茨城県南放射線情報です。

Twitterでお知らせがあったので確認しました。日立市・東海村あたりで線量が
上がっています。(下記グラフは軸の設定が細かいので大きな変化に見えますが、
それほどでもありません。しかし注意するに越したことはないです)

なお、つくば(KEK)では上昇は確認されていません。

■放射線計測値
茨城県空間線量率グラフ
http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/
★要確認願います。

KEK(つくば):0.10μSv/h (3Fベランダ)

■原因の考察
日立市大沼の線量・雨量グラフ
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/32HP30grf.html

降雨と線量上昇がぴったり重なっています。
本日早朝そうとう雨が降ったようですので、その影響であろうと思われます。

県南にも8時前後に雨が降りましたが、KEK、産総研とも上昇は確認されていませ
ん。0.10前後です。

KEK http://rcwww.kek.jp/norm/
産総研 http://www.aist.go.jp/taisaku/ja/measurement/index.html

本日も多忙のため放射線情報更新はできません。以降のチェックは各人でお願い
します。まずは注意報をお送りした次第です。

取り急ぎ。

--
小林一朗 Ichiro KOBAYASHI
twitter @ichirokb

★県南地域の放射線情報も随時更新
日本持続可能社会新聞  http://4sforsustainability.seesaa.net/
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posted by ichirok at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城県南放射線情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月11日

「守谷市教委 放射線対策に独自指針」

ヨミウリオンライン 守谷市教委 放射線対策に独自指針

1μSv(時間当たり)超えたらというのは、基準が緩すぎなので、ブログ書き換えました。

せめて年間で1mSv/年以下に抑えるべきでしょう。

結局なにもしない、ということ???

posted by ichirok at 12:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【転送転載歓迎】6.11脱原発アクションinつくばやります!


本日です。僕もスピーチする予定です。

**********************
   6.11脱原発100万人アクションinつくば
原発いらないと思っている人が誰でも集まれるアクション

日時: 2011年6月11日(土) 雨天決行
     集合 16時
     集会 16時30分〜17時30分
     デモ&パレード出発 17時30分

集合場所: 竹園公園(つくば市竹園2−19−1)

主催 6.11脱原発100万人アクションinつくば実行委員会
     http://nonukes-tsukuba.seesaa.net/
    TEL 090-3902−5801 メール ngesu
ya@gmail.com(藤田)

●集合
プラカード・楽器の持込み、仮装など大歓迎!もちろん手ぶらでも
OK。
会場でもプラカード作りもできます。
参加費無料です。カンパ募っています。
竹園公園の付近は路上駐車禁止です。
お車でお越しの方は有料駐車場をご利用ください。

●集会
数人の代表者に「脱原発」への想いをお話いただきます。
かけ声、行進、音楽などの確認もします。

●出発
竹園公園→中央警察署前→中央通り→つくば駅→
大清水公園西→竹園西公園→竹園公園(流れ解散)
全周1時間を予定しています。

●6.11 脱原発100万人アクション
6月11日は、福島原発震災から3ヶ月。今なお放射能の
放出は続いています。
私たちは、人や自然を傷つける電気はいりません。全国各地域の
人々とともに、
6月11日に脱原発を求める100万人アクションを呼びか
けます。
6月11日は、声をあげましょう! 今こそ脱原発へ!!
http://nonukes.jp/wordpress/
この呼びかけは、4月10日の高円寺デモや4月
24日の代々木公園のパレードと芝公園の
デモの主催者、 脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会、
福島事故緊急会議な
どの話し合いの中から生まれました。世界各国にも呼びかけて
100万人アクションを
目指し、すでにフランスでは6・11デモの準備が始まって
います。つくばでも、この
呼びかけに賛同し、街に出て声をあげるアクション(デモ&パレード)
を行います。

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posted by ichirok at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月09日

某保育園(守谷市界隈)の対応


保育園での対応がはじまりました。
友人からの情報。


■園で採られた対策

・園庭の表土除去(6/6〜開始)
・芝生等も除去済
・毎日放射線量を測定し、除去したところははっきり下がっている。

■線量
・除染前:最大 0.5μSv/h 以上
・除染後の現在:屋外 0.07〜0.18μSv/h(ウッドデッキは今も高いらしい)
屋内 0.10〜0.20μSv/h

■給食
・まだどうなるか不明


これだったら引っ越さなくていいかな。


posted by ichirok at 13:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スタンスについてのお返事

「小林さんも・・・を勧めているの?」という連絡を幾つもいただくようになりました。
せっかく立ち上がった動きにブレーキをかけたくないので、ここではっきりと自分のスタンスを明記しておきます。

ぼくが健康に効くとされる(例えば放射能の被害をなくしたり軽減できると謳う)民間療法を勧めることはありません。
かといって、否定もしません。

統計的に有意な結果(因果関係)を示さずに、”非科学的”な説明のみで通常ではありえないような効用を謳う一群の商品・療法をぼくが支持することは絶対にありません。

有意な影響のあるものは、必ず疫学的・統計的なデータを示せます。
それができないものは、時に個人にとっては代え難い効果を示すことがあるかもしれませんが、社会的には無意味だと思っています。
本当に効く(汎用性がある)のなら、データを出す努力をすべきです。
個人的な体験を否定することはありませんが、社会的な策としては反対せざるをえません。

なお、ぼくはアニミズム、シャーマニズムを否定するものではありません。
現在の日本の地域社会で、多様な人々と合意して前進していくために何が不適・不要で何が必要かということを考え、今のスタンスに至っています。

取り急ぎ立場の表明まで。

posted by ichirok at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月08日

Fw:東京都の下水汚泥処理施設から二次汚染の可能性


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Subject: 東京都の下水汚泥処理施設から二次汚染の可能性

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皆様へ

東京・江東区の前田かおるです。

江東区には下水汚泥の焼却処理施設があります。

その周辺および区内12カ所を
区内のお母さんたちが神戸大学の山内知也教授と調査しました。
(この計測には私も同行しました。)
大気の線量(地上1m、地表面を調査)と土壌調査を調べたものです。

その結果、スラッジプラント近くから南西風の吹く地域に沿って
大気中で、0.2マイクロシーベルトを超える汚染が多く見られました。
調査したのはどこも、普通の住宅地や公園です。

私が調査に同行した際も、
こどもたちが遊ぶすぐそばで
0・3マイクロシーベルト/時を超えて
計測機器の警告音が鳴り続けた箇所が
たくさんありました。

共産党都議団が行った調査においても
東京の東部地域は他地域にくらべ
高いとの結果が出ています。


さらに今日のフジテレビの「特ダネ!」放送では
この問題をとりあげ、
東京・大田区にある同スラッジプラント内を測ったところ
処理汚泥の前の場所では地上1mくらいの高さでしたが、
3・08マイクロシーベルト、2.69マイクロシーベルトといった
とんでもない線量が確認されていました。


この行動を起こした 「NO!放射能『江東こども守る会』」のHPから
調査報告書が見られます。

http://koutoumama.jimdo.com/

調査は、山内教授のほか
仏政府の認証を受けた測定機関の協力も得て行ったものです。


江東こどもを守る会は、昨日、
東京都と区への要請&記者会見を行い、
都と区による地域の放射線計測調査の開始と
プラントの停止と調査、改善を求めました。

会見では「この程度の数の調査(12ヶ所)で科学的と言えるのか」等の
心ない質問も飛び交いましたが

お金も何もないお母さんお父さんたちが
必死に歩き回って調べたほどの調査すら、
東京都も江東区もいまだに行っていないことが
一番の問題だと思います。


前田かおる
E-mail:(転送時に削除しました)
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2011年06月07日

【報告】常総環境センター(焼却炉)周辺の放射線量

東京から渡辺さん、入江さんが来てくれて測ってくれました。ありがとうございました。
今朝、5:30前後に測定。機種はいつものTERRAの上位機種。

写真の掲載は
  1)数値
  2)測定地点がわかる構図
の順でアップしてありますが、順序がずれてしまっている場合は、ナンバーが若い方が数値、次が構図です。

朝、5:30前後の時点では、目立った上昇は確認できませんでした。

・焼却炉の風上・風下両方と、比較のために守谷駅前(東口)で測定しました。
・焼却炉周辺は、センター方面に入り口、門、土手側 で計測しました。

土手側で高めの値が計測されましたが、土手には草もあり、高めにでると思われます。焼却炉由来の物質が線量に影響したと言えるレベルではありませんでした。
(今後は排煙中で計測して欲しい)

フィルタで十分除去できる、との意見も寄せられています。
ただ、排煙中で継続して計測する等の処理がとられないとなんとも。
当面注視ですね。

眠い。続きを読む
posted by ichirok at 07:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月06日

動画配信_河田昌東さん講演会「チェルノブイリからみた福島第一原発震災〜土壌浄化・エネルギー自給の可能性を探る〜」


主催者より動画がアップされました。
行きたかったけど行けなかった。必見なのに。動画アップに感謝!!


日本有機農業研究会・青年部主催 緊急講演会
  チェルノブイリからみた福島第一原発震災
    〜土壌浄化・エネルギー自給の可能性を探る〜

講師 河田昌東さん
(「チェルノブイリ救援・中部」理事、遺伝子組み換え研究の専門家)
日時:6月5日(日)13:00〜17:00
(略)


・前半
http://www.ustream.tv/recorded/15174985
・後半
http://www.ustream.tv/recorded/15177152
http://www.ustream.tv/recorded/15177308
http://www.ustream.tv/recorded/15177356
http://www.ustream.tv/recorded/15178886




--
小林一朗 Ichiro KOBAYASHI
twitter @ichirokb
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2011年06月05日

冤罪は続く 前千葉県議 吉川ひろしさん不当逮捕

長年原発に反対してきた仲間でもあり、みどりのメンバーの吉川ひろし(前千葉県議)が逮捕された。
相変わらずひどい不当な拘留と代用監獄。
  お読みください  「吉川ひろし(前・県議)の逮捕について

すでに釈放されているが、千葉県警の不正を追及してきた吉川さんだけに県警の意向が気になる。

吉川さんはお忙しいのにフットワークが軽く、すぐ現場に出向き自ら調査もするし、必要なことはなんでもされる貴重な県議だった。
もちろん、森田県知事の幾多の不正にも先頭に立って追求してきた。
腑抜けにはこうした仕事はできません。

公権力に異議申し立てをするということで、時に公権力によって社会的に抹殺されることもあるし、冤罪で本当に死刑にされてしまうことさえある(飯塚事件ほか参照)

も、一回読んで欲しい。 いしだ壱成さん のブログ 

守谷の知り合いからも「騒ぎすぎ」とか「不安に陥れるつもりか」などと実名・匿名で僕は批判されているようになってきたが、別に構わないもん。こちとら血の池で泳ぎ続ける覚悟はとっくの昔に決まってるんだよ。
でも・・・中立的な振る舞いを完遂し調整役のできる人もいないと地域での対話は進まない。Twにも書きましたが映画『未来の食卓』の町長のような人。悩みどころです。


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2011年06月03日

moriくる交流会 6/5

今月は「JOSOコラボグルメ」開催のためmoriくるマーケットは中止となります。残念ですが。

その代わりに交流会やります!パーティです。
一般参加大歓迎のブツブツ交換市です。交換するモノがない方も歓迎よ。
場所はつくばみらい市の旧松本邸です。古民家なので遊びに来るのもよいかも、です。

詳しくはmoriくるブログをご覧ください。


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2011年06月02日

守谷市内放射線測定結果 6/2

雨天参考値ながら。
20:00頃から順次測定しました。
条件は過去の報告と同じです。


■結果
  ・久保ケ丘:0.20
  ・けやき台5丁目:0.24
  ・けやき台4丁目:0.24

参考値
  ・石下(国道294 石下高校東交差点):0.15
  ※このデータは日中のもの。


ご参考まで。


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2011年06月01日

守谷市(関連)自主測定結果

本日(6/1)は出勤途中で家族が測定しました。
測定条件は「守谷 放射線量自主測定の結果」と同じです。

単位はすべてμSv/h
※守谷市内の屋外は0.30〜0.35くらい。

■測定結果
  ・TX守谷駅ホーム(高架):0.13
  ・TX南流山駅出口(地上):0.30

  ・TX南流山駅改札口外(地下):0.13

  ・TX南流山駅ホーム(改札より更に地下):0.10

有意な測定結果でした。

■考察
TX守谷駅は地上20mくらいか。高架の屋根付き。外気が入らないわけではないが(3/15以降)空中からの直接の放射性物質の降下は微量だったと考えられる。また、屋根による遮蔽効果と地上からの距離があるので残留放射能の影響も軽減されているのであろう。

TX南流山駅地上部では守谷の屋外と同等の値。地下深くなるほど線量が低い。ホームは地下改札より更に下がった位置にあることがいっそう低い理由であろう。降下が少なく、一部外気の流入と乗客の靴や衣服に付着して持ち込まれているのであろう。

■おまけ考察
実家(つくばみらい市)の屋内でガイガーON。父が近づくと0.15〜0.17だった値が0.20を超える。
  「お父さんが近づくと上がるんだけど。今日なにかやった?ちょっと!孫に近づかないでよ」と、妻。
  「草刈りやったかな
  「早く着替えてきてください」

やっぱ草だよ、草。

ちなみに、うちの農場のあるつくば市手子生では以下とおり。
  ・屋外・畑地:0.13〜0.15
  ・ビニールハウス内:0.08〜0.12

こちらも顕著な計測結果でした。
守谷の半分だもんなぁ

■関連投稿
守谷 放射線量自主測定の結果


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2011年05月31日

Fw: Vol.178 行政が大震災に対応できないわけ


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Subject: Vol.178 行政が大震災に対応できないわけ


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行政が大震災に対応できないわけ


今回の内容は『月刊保険診療』の5月号に掲載された文章です。

医療法人鉄蕉会亀田総合病院 副院長 小松秀樹

2011年5月31日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
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●お役所仕事
被災地で、避難所からの域外搬送に関する活動をしている友人から届いたメールが、役所の窓口業務の実状をよく示している。
「リウマチの女性が手首を腫らし、痛みに耐えていました。あるメーリングリストで、沖縄が県を挙げて受入れをしていると知り、彼女はその避難所から沖縄への移住を希望しました。沖縄の担当者に連絡をすると、『罹災証明申請書のコピーが必要です』『沖縄は県の予算で受け入れるので、飛行機に乗るのは5人まとまってからです。飛行場までは自分で来ていただき、そこでチケットをお渡しします』『インターネット上の申込書を印刷して書きこんでください』と、担当官に告げられました。非常に困難な条件で、少なくともパソコンとプリンタをもった援助者と、飛行場までの足、罹災証明書の申請を行うために市役所に行くという手順をその女性が手配しなければ不可能なのです。責任者の方とお話ししましたが、らちがあきませんでした」 

●大震災への対応は科学に似ている
大震災は行政の都合に合わせて発生するわけではない。想定していないことでも対応しないといけない。しかも、迅速性が決定的な意味をもつ。入手可能な情報で状況を判断し、被害を小さくし、多くの被災者を救援するための最適な行動をとりあえず決める。それを実行しつつ結果を観察、あるいは想像する。不十分な検証に基づいて、次の対応を考えていく。 
意外に思われるかもしれないが、この過程は科学に似ている。科学は未来に向かっての営為である。「学問がその理論の仮説的性格と真理の暫定的な非誤謬性によって安んじて研究に携われるまで、学問研究の真理性は宗教的に規範化されていた」〔ニコラス・ルーマン(ドイツの社会学者)〕。このため、ガリレオは宗教裁判で裁かれた。
医学論文における正しさは研究の対象と方法に依存している。仮説的であり、とりあえずの真理である。ゆえに議論や研究が続く。新たな知見が加わり、進歩がある。医療では今日正しいことが、明日正しいとは限らない。過去の規範で正しさが決められると、進歩はない。

●想定外の事態に対処できない理由
行政が大震災に迅速に対応できない理由は、行政が法律に基づく統治システムだからである。行政は、法、すなわち過去に作成された規範と前例に縛られている。しかも、法は、科学的に正しいかどうかにかかわらず、国家の権威と暴力を背景にした強制力を有する。したがって、行政は原理的に未来に向かって、臨機応変に最適な行動をとることができない。
これに対し、科学は未来に向かって常に変化する。学問の暫定的非誤謬性を支えるのは、批判精神と多様性の許容である。
一昨年の新型インフルエンザ騒動で、厚労省はひどい失態を繰り返した。医系技官は医師免許をもっているが、行政官であり、医学より法を優先しなければならない。科学的見地から実状を観察して現実的な対策を考えるのではなく、過去の法令に縛られる。ハンセン病患者の生涯隔離政策が、科学的正当性を失ったあとも長年継続された事実が示すように、行政官は、過去の法令に科学的合理性があるかどうか、その法令を現状に適用することが適切かどうかを判断しない。

●過去の規範ではなく、実情認識を優先すべし
日本の学者は、伝統的に政治に距離を置いてきた。一方で、行政の支配を安易に受け入れてきた。研究費、研究班の班長職、審議会委員などが行政による科学支配の手法として使われてきた。
東京大学のロバート・ゲラー教授は、東日本大震災後の4月13日、英科学誌『ネイチャー』の電子版に、地震予知が不可能であるとする論文を発表した。日本の文部科学省、気象庁、地震学者は「東海地震」が近い将来発生すると国民に思わせることで、予算と研究費を得てきた。原子力発電の周囲にも「原子力ムラ」と称される御用学者の一群がいる。批判精神の欠如、ムラからの論敵の排除が社会全体のリスクを大きくした。
大震災への対応を行政に委ねるのは無理である。過去の規範ではなく、実状認識に基づく柔軟な意思決定システムをもった組織が必要である。


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配信・解除依頼は info@medg.jp までメールをお送りください。手続きに数日要することがありますので、ご了承ください。
今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いただけましたら幸いです。
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp
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MRIC by 医療ガバナンス学会
posted by ichirok at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

守谷 放射線量自主測定の結果

昨日、守谷周辺の放射線量を測ってきました。台風の後なので風雨が値にどう影響したかわかりませんが。だいぶ洗い流されたかもしれない。参考値として概要報告します。

計測機器:MKS-05”TERRA-P”(ウクライナ製) β線カット用カバー装着済
地上約50cm(手を下ろした高さ)
計測時間:2分以上。安定するまで。機械による誤差は無視できると見てください。
5/30(月)台風の後。強風。 14:00〜16:30
値はすべて μSv/h

※以下計測順に掲載
・自宅前 本町(保健センターそば):0.35 室内(軽量鉄骨アパート2F):0.15〜0.17
・守谷郵便局前:0.31
  同、花壇脇:0.50〜0.58
・郵便局裏(北側)〜みずき野にかけて:0.30〜0.39
  湿地、雑木林の地域で高めに出た。高低差による影響ははっきりしなかった。
  みずき野に入ると若干下がる。0.30くらい。(うちの前の方が高いや)
・本町 県営住宅前:0.31〜0.33
  ただし、砂場で0.68 警報鳴りっぱなし
・保健センター:0.35 (近所の、自宅前と同じ値)
・城址公園駐車場:0.36
・城址公園湿地:0.37
・北園森林公園:0.40
・守谷駅西口:0.36  ※5/9のRADEXによる測定では0.43

以降、17時以降の測定
・大柏(TX高架から西):0.27
・野木崎(焼却場入り口):0.30
・板戸井(常総市との境あたり):0.23

菅生大橋を越えて西側が低いだろうと予想しを立て足をのばしてみた。
・坂東市法師戸:0.13
やっぱり格段に低い。芽吹大橋を超えると更に低くなるだろうと予想したが時間の関係で断念した。
・内守谷きぬの里:0.23

ご参考まで。

砂場、側溝、雨樋下はやっぱり高いです。




守谷市内測定結果
posted by ichirok at 01:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月29日

農業生産法人の被害補償 (茨城県によるとりまとめ)

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最終的に県がとりまとめ。これはつくば市から配布されたもの。
自主的に厳格な基準で出荷を自粛した場合、どこまでが補償の対象になるか判然
としない。

記入例もアップしました。
posted by ichirok at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

転載 【TMM:No1097】 ◆ 地震と原発事故情報 その82◆


たんぽぽ舎のメールニュースを掲載します。
ホント、手がつけられない。もう、どうしよう〜 

---

たんぽぽ舎です。【TMM:No1097】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その82◆

   5つの情報をお知らせします(5月29日)

   ★1 放射能汚染水(殺人水)の海への流出を防げ 山崎久隆
   ★2 浜岡原発NO! 連帯バスツアー(1泊)  参加者募集
   ★3 5月27日(夜)日比谷集会で浜岡原発廃炉をアピール
   ★4 千葉県柏市の6月市議会宛に食品放射能測定器を再びので
      請願を出します


★1 放射能汚染水(殺人水)の海への流出を防げ

  時間が無いんだ!! 梅雨と台風の季節がやってきた
                        山崎久隆

 汚染拡大防止はもはや限界

 関東以南は梅雨入りし、台風二号が発生。今週末から来週にかけ、本州北部
に再接近と予報されている。とうとう梅雨と台風の季節がやってきた。大量の
雨は原発敷地内部の放射性物質を海に流し込んでしまうだろう。いまから汚染
を止める土留めが作れるとも思えない。時間はどんどん経っていくのに有効な
手段はほとんど取れてない。
 たとえ福島第一原発の中でどんなに献身的に被曝を覚悟で冷却作業を行って
いても、大量の放射能漏れを止める有効な手段は資材も労働力も限られた中で
実行できるはずも無い。どだい無理な注文を、安全な東京都内からただ指示を
飛ばしているだけの対策本部。一分でも早く舞台から去って欲しい。かわりに、
放射能漏れ対策に特化した工程表をつくり、土木工事のできる作業員を動員し
て実行すべきだ。そのためには徹底した被曝管理を行う。まず最初に必要なの
は、地上の汚染物を一気に片付ける「除染作業」だろう。実行可能かと言われ
れば無茶苦茶困難なのは事実だ。しかしこれをしなければ取り返しの付かない
汚染を地下水系と海にもたらすことだけは間違いない。

 タンカーと使用済燃料輸送船を使って放射能液流出を防げ

 敷地内の建屋に溜まる汚染水は、集中廃棄物処理等に送り続けてきたが、予
想されたとおり建屋が破損し始めている。プールではあるまいに何万トンもの
水を支えられる強度など元々無い。単に防水コンクリートを使って補修をした
だけの建物内部に流し込んでいるだけだ。そのうえ、もともと浮けば良いとい
う強度しか無いメガフロートを持ってきたようだが、これも破損して沈む危険
性が高い。台風の荒浪に耐えられると本気で思っているのだとしたら、もはや
常軌を逸しているとしか言いようが無い。大量の汚染水を搭載したまま沈没し
たら、その汚染濃度は一気に太平洋に拡散し、東日本太平洋岸の沿岸漁業は壊
滅、遠く北方四島から千島列島を経てアリューシャン、カナダ、米国、ハワイ、
もう想像を絶する汚染の広がりとなるだろう。わずか520トンの高レベル廃
液が4月1日から6日にかけて流出しただけで、4700兆ベクレルもの放射
性物質を流出させたとされる。これにしても相当な過小評価だと思う(セシウ
ムとヨウ素だけの線量であり、他の放射性物質が測定されていない。)が、今
度は万トン単位の汚染廃液だ。一体何ベクレルとなるのか。地下に溜まってい
る汚染水は放射線量が高くて近づくことさえ出来ないという。
 この汚染水は再処理工場の高レベル放射性廃液なみの危険物だ。これを何ら
遮蔽強度の無い建屋などに溜めることなど普通は考えられない。
 まず緊急で派遣できるのはタンカーだ。あまり大型だと専用港には入れない
から、数万トンサイズを複数用意することだ。それ以外には使用済燃料輸送船
だ。各原発から再処理工場に使用済燃料を運ぶために作られた。座礁や衝突に
よる海洋汚染を防止するため、どちらもダブルハル構造になっているし、もと
もと液体を搭載する設計になっているタンカーと、火災に遭遇した場合に備え
船倉を水没させることが出来る設計になっている使用済燃料輸送船が、このよ
うな危険な廃液をとりあえず貯蔵しておくためには使用可能な設備だ。直ちに
タンカーと輸送船を動員し、廃液を原発敷地から一次撤去することが、汚染の
流出を防ぐためにも、作業環境を考えても、緊急に必要なことだ。

 水留めのコンクリートと津波防壁を

 作業環境が改善されたら、すぐに建屋周辺を深さ20〜30m掘り下げ、耐
水コンクリートと矢板をつかった水溜のピットを作る。
 既に圧力容器はもとより格納容器も破壊され、建屋コンクリートも地震の影
響と漏えいした燃料の成分で破壊が進んでいると見るべきだろう。そうでなけ
れば5、6号機の地下に溜まっているような大量の地下水に放射能が混入する
はずが無い。この汚染の拡大を止める方法は、いまのところ原発内部からは手
の打ちようが無い。もはや手遅れだが冷却水の投入を止め、鉛を送り、使用済
燃料の残留熱で溶かしてコーティングし、流出を減らすなど考えられる。しか
し中に溜まっている汚染水をすぐに減らすことは出来ない。
 その前に、汚染水をなんとしても建屋から外に流出させてはならない。
 そこで、1〜4号機の建屋周辺に深さ30mほどの鋼鉄製矢板を打ち込み、
流出を簡易的に止め、その矢板に沿って溝を掘削してコンクリートを流し込み、
さらにピットから地下水をくみ上げるポンプを出来るだけ多く設置することが
重要だ。こうすれば地下水は施設の外から内側に流れるようになり、汚染流出
を減らすことが出来るだろう。
 しかしこういう対策をしても、ひとたび津波が襲ってくればひとたまりも無
いだろう。そのために、緊急工事で同時に津波防壁を作る必要がある。タービ
ン建屋と海を物理的に隔離する必要があるのだ。
 同時に耐震補強も早急にしなければならない。これら工事を阻んでいるのが、
大量の汚染水の存在とがれきの存在なのだから、まずその対策を最優先すべき
なのだ。

★2  浜岡原発NO! 連帯バスツアー(1泊)  参加者募集

 世界一危険な原発  浜岡原発NO! 連帯バスツアー(1泊)
 浜岡原発は地震にも津波にも耐えられない
  → 7月16(土)、17(日)バス格安   参加者募集
 
 ・日程
  16日(土)朝 8:30 JR品川駅(高輪口) 
        午后  石橋克彦講演をききます (700円)
         於 静岡労政会館 
  17日(日)午前  浜岡原発と海岸を見学
        午后 1:00〜4:00 全国集会 於 静岡市常磐公園
        夕方 東京に戻る
 ・バス2台(予定)、先着80名  
 ・費用 9,500円 (バス代、宿泊代、朝食代、交通傷害保険含む)
 ・資料用意します。参加歓迎
 
 共催 1.反原発自治体議員・市民連盟
    2.たんぽぽ舎、廃原発ネットワーク(たんぽぽ舎内)
     03−5211−7199 Fax 03−5211−7199
      03−3288−9035


★3 5月27日(夜)日比谷集会で浜岡原発廃炉をアピール

 3/11 東北地方太平洋沖地震・東日本大震災では地震・津波に加え、心配され
ていた「原発震災」が現実のものになってしまいました。

 地震により原発事故が起きると、避難することもままなりません。予測されて
いたことが目の前で起こることに愕然としました。

 地球を覆う薄い卵の殻のようなプレートが日本列島周辺で4つもひしめき合っ
ており、これにより日本周辺が地震の巣となっていることは衆知の事実です。

 その地震の巣であるプレート境界の真上に原発を建てるという「暴挙」を行っ
ているのが中部電力浜岡原子力発電所です。

 東日本大震災を受け、菅首相は津波対策ができるまでの間2〜3年の停止を要請
し、中部電力もそれに応じました。これは一定の評価はできます。が、浜岡で心
配なのは津波よりもまず地震です。福島第一原発の被害が主として津波だ、とい
う理由で津波対策というのは泥縄もいいところです。

「直下型地震」という言葉がありますが、これは地震学の言葉ではありません。
地震が起きた場所に「たまたま」人が住んでいた場合に使われる報道用語です。
たまたま地震が起きた場所に人が住んでいると被害が甚大になるためにわざわ
ざ名前がつけられているのです。東海地震が起きた場合、福島第一原発と異なり、
地震が起きた直後に原発の被害が出ることが心配されます。

 当然避難する時間がなく、今回よりももっと被ばく被害が大きくなると予想さ
れます。

 津波対策も板のような防波壁で済まそうとしています。田老(たろう)町の被
害を見ていないのでしょうか。津波は板のようなものでは止まりません。

 菅首相の本音は「自分が首相の間は止めておく」という責任逃れに過ぎないの
ではないでしょうか。

 浜岡のようにプレート境界上にある原発はもう動かしてはいけません。また日
本列島は世界にまれな地震が集中している土地ですから、日本中に地震を建てて
良い場所はありません。

     日本中の原発を止めましょう。
                          (槌田春美)


★4 千葉県柏市の6月市議会宛に食品放射能測定器を再びので請願を出します。
千葉 柳沢典子
 
 6月市議会宛に「食の安全と環境を考える会」で請願を提出します。
この会は91年から04年まで柏市が請願で買った機器で食品の放射能をボラン
ティアで測っていたメンバーが母体です。

ぜひ個人でも団体でも賛同のご支援をください。
お名前、住所、電話番号をいただけば議会の担当委員会に議題が懸けられる際に
賛同者をあげることで力になります。
なので6月10日までにはお願いします。
         (中略)

○市独自で測ってくださいという項目。
 そしてかつて柏市が持っていた食品放射能測定器があったなら!今どんなによ
かったか。
 見えない相手を見えるように、そしてこれ以上の被曝を防ぐにはこれ以上の被
曝をできるだけ防ぐ特に食べないことが大事、と松本市長の菅谷昭さん。

 市で食品放射能がどんどん測れたら安心が手に入る。
今発表されているのは極一部の抜き取り検査。私達が13年間700件測って最
高値は02年フィンランドのポルチーニ茸79.61Bqでした。
あとは20とか5とかで、検出されたものは19検体のみ・・・
今マスコミに出ている2000Bqだ、14000Bqだという値がどれくらいすさ
まじいかわかっていただけますか?

というわけで今後何年もこの心配はつづきます。
市民生活を守るためにぜひご協力をよろしくお願いします。


───────────────────────────────
☆電子メール(Eメール)送ります
 たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに
送ってください。登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
───────────────────────────────
  たんぽぽ舎      たんぽぽ舎は、月曜〜土曜−
             13:00〜20:00のオープンです。
             日曜・休日は、お休みです。
   〒101-0061
   東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
   TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
   HP http://www.tanpoposya.net/
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2011年05月26日

Fw: Vol.174 将来、内部被曝による晩発性障害か否か判定するために毛髪等の試料保存を


メールアドレスを削除し転載します。


-----------------------転送元のメール-----------------------
From: MRIC by 医療ガバナンス学会 <>
To:
Subject: Vol.174 将来、内部被曝による晩発性障害か否か判定するために毛
髪等の試料保存を


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将来、内部被曝による晩発性障害か否か判定するために毛髪等の試料保存を

共立耳鼻咽喉科 山野辺滋晴

2011年5月26日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
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福島第一原発事故発生当初、3月12日から16日にかけて原子炉建屋の爆発・火災が続きました。この時に大量の放射性物質が大気中に拡散し、原発北西部40キロ近辺まで高濃度の放射能汚染地帯が拡がっています。こうした原発から半径20キロ以遠で後に計画的避難区域に指定された地域では、多くの住民が避難することなく日常生活を続けてきました。今回のように深刻な原発事故が発生した場合には、周辺住民が被曝している可能性が高いので、空間線量率から外部被曝を推測するだけではなく、様々な方法で内部被曝を実測することが、本来は日本政府の方針でした。

こうした被曝測定の方針に従って、原子力安全委員会は「ホールボディカウンタ等の維持・管理等において踏まえるべき事項について」協議し指針案を公開しています[1]。この案には、被災住民の内部被曝を測定するために用意された「移動式ホールボディカウンタ車」についての記述があり、「独立行政法人日本原子力研究開発機構では、移動式ホールボディカウンタ車を3台所有している。移動式ホールボディカウンタ車は、原子力施設に係る災害時において周辺住民が放射性物質を体内に取り込んだ可能性がある場合に、救護所、避難所等において全身の測定を可能とし、多数の人々について体内汚染の有無の迅速な判断に活用するためのものである。性能としては、Co-60 及びCs-137について、2分間測定の場合で検出下限は130Bq程度である。」と書かれています。

にもかかわらず、政府は、今回の原発事故の対応では、前述のように3台も準備されていた移動式ホールボディカウンタ車を原発周辺住民の内部被曝を測定するためには派遣していません。平成23年4月15日に開かれた衆議院・内閣委員会の議事録によれば、原発作業員の内部被曝を測定するために、福島県いわき市の東京電力(株)小名浜コールセンターに一台派遣しているのみです。なぜ派遣していないのか理由は判りませんが、政府が以前から用意してあった移動式ホールボディカウンタ車を被災住民のために福島県に派遣してこなかったため、今となっては、原発事故発生直後の内部被曝量を正確に評価することは残念ながら困難となっています。なぜなら、3月中旬に体内に入った放射性物質は実効半減期に従って減少しており、ヨウ素131を例に挙げれば、現在は当初の1000分の1以下になっているはずだからです。

核物質による内部被曝の測定は重要です。なぜなら、将来、被曝と発病の因果関係が問題となるからです。原爆被爆者では、被爆後長年が経過してからガンに罹患したにもかかわらず原爆症が発症したと認定されない人々が、内部被曝と晩発性障害の因果関係を争点に原爆症認定訴訟を提訴しています。こうした提訴は、被爆者にガンや白血病といった疾病が発病しても、被曝による晩発性障害なのか、被曝とは関係なく発病したのか簡単に判定できないことが原因でした。このように、原爆によって大量被曝した場合ですら訴訟となっていますから、今回の原発事故のように低線量被曝が長期間続いた後に、被曝と発病との因果関係を証明することは、さらに難しいと思われます。したがって、年間100mSv以下の低線量被曝で白血病やガンや先天性疾患が発病するかどうか、今回の原発事故における被曝と発病の因果関係について統計学的に正しく判定するためには、今のうちに被曝状況を正確に記録することが必要です。被曝した場所や被曝後の行動記録を残すことは当然ですが、こうした行動記録が正確な内部被曝量を反映するとは限りませんから、原発周辺住民の内部被曝量を実測
posted by ichirok at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

各地の議会の動き 鳥取県米子市議会



鳥取県米子市議会(3月議会)で全会一致で採択された意見書です。


防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲(EPZ)の拡大



及び原子力推進政策の転換を求める意見書




 

 

本文は以下


続きを読む
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2011年05月25日

守谷市内の測定値


市内の学校関連の場所の放射線量がやっと測定されました(pdf)。

一年間を時間に直すと8760時間です。ざっくり10,000時間として。
年間に変換するには測定値μSv/hに10,000かけて、1000で割る。
そうするとmSv/年の値になります。(×10でもOK)

これは・・・
5m超えてしまうではないですか。
1mSv/年を超してはいけなかったんですよ。大人でも。少なくともつい数ヶ月前
までは。
(なお、日本政府が参照しているICRPは内部被曝が外部被曝よりも格段に影響が
大きいことを認めていませんからね)

強制移住すら考えるべきレベルではないですか。
ここで子どもが過ごせというのか。
しかし、値は市民有志による測定結果や断片的な報道から予想できたでしょうに。

まずは行政や議員はこれまで放置してきたことを住民に対しにお詫びすることから始めて欲しい。
対策は・・・どうすっかなぁ。

まずは屋外活動の自粛。そして除染。
そして継続的な健康診断が必要です。


追記
記述するのに気が引けますが書きます。
既に私たちはヒバクシャになりました。誰に影響が出やすいか今さら明記しません。

各校で数名ずつ、子どもたちのホールボディカウンタによる被爆量を計測することを勧めます。放医研で測れます。
あと、尿検査も。
それだけで現時点での被曝の証拠になります。

加えて、震災時から現在までの滞在場所や行動の記録をつけること。携帯の通話記録や手帳を確認し、どこにいたかメモしておくこと。
(小佐古氏の辞任会見の全文を参照ください。彼は、子どもたちに20mSv/年を受忍させるわけにはいかない、ということと共に専門用語での語りですが、関東在住者も被曝しているんだ、と解釈できる内容の発言をしています)

行政も学校もやらないですよ。わざわざこういうことは。
議員に対しても僕は非常に立腹しているわけですが、今後は感情は抑えてこの状況を理解してもらえるだけの機会をつくっていかなければならないと思っています。市議・県議向けの勉強会を開催する、とか。
できれば県南〜千葉東葛あたりの人々が協力しあい、合同の勉強会にした方がよいかも。



PS
来週の放射能相談会の場所はまだ決まらず、です。
ごめんなさい。相談会のあと、市内を回って測定します。

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2011年05月20日

報道 「放射線心配で給食辞退、弁当認める…茨城」 yomiurionline

yomiurionline 5・20の記事
福島第一原発事故を受け、つくば、つくばみらいの両市教委が、学校給食への不安を訴える保護者に対し、児童生徒の弁当持参を認めていることが19日、わかった。
続きはこちらを。


posted by ichirok at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月17日

小かぶは不検出でした つくばの風

当農場の小かぶの放射能測定結果が大地を守る会のホームページに掲載されています。

大地を守る会ホームページ  放射能の測定体制確立にむけた進捗について

サンプルNo.54 5/7収穫の小かぶ  が当農場からの出荷品です。

ヨウ素、セシウムともに不検出でした。

 食べていただいている友人各位
 というわけなので、どうぞご安心ください。

かぶおいしいからね。よかったよかった。
しかし、注文がなかなか入らず既に相当量の野菜を収穫しないまま畑で潰しています。  (;_;)

個人向けの販売もやってますので、どうぞお問い合わせください。

つくばの風 ホームページ
近日、野菜セットの注文フォームを完成させます。
※野菜セットは毎週木曜日の出荷(金曜日お届け)です。


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原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)

今の日本では放送しにくい内容です。ドイツの報道番組。

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2011年05月16日

6/11 「ミツバチの羽音と地球の回転」「フードインク」上映会

bee_move_face.jpg

上映会あります。
主催は常総生協。チラシ(β版。差し替え予定)ご確認ください。
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2011年05月15日

東京都の浄水場データからわかること

東京都の浄水場での、水道水に含まれる放射性物質は検出限界以下ですが、浄水汚泥からが高濃度のセシウムが検出されています。

浄水汚泥には含まれるが、浄水処理で取り除かれ水道水には含まれていない、ということ。
つまり、きちんと浄水・除去できている、ということになります。

水処理の仕事を経験したことがあるのでコメントします(いちおう、公害防止管理者水質第一種持ってます)。

本当は僕の住まいがある茨城県で考察したいところですが、東京都の方がweb上でのデータの蓄積がしっかりしているので東京都を材料に考察し、ついでに本件を材料に言いたいことを言います。

元データはここ。
  水道水の放射能測定結果について 〜第77報〜
  浄水場発生土の放射能測定結果について 〜第78報〜

上水道は、急速濾過による浄水が一般的です。
僕は緩速濾過支持者なので急速濾過と緩速濾過の違いについて触れたいところですがそれはまたの機会にしましょう。
(緩速濾過のフローを理解していれば、緊急用の浄水が必要になっても慌てずにすみますよ。自作できますから!

では、浄水場ではどのような処理を経て原水を浄化しているのでしょうか。、
急速濾過の処理フローはこのとおりです。
  水・新発見 浄水場のしくみ

まず、沈砂池で取水した水に含まれる砂など(比重が重い)沈降しやすい物質を除去します。
次にPAC(ポリ塩化アルミ・凝集剤)を混ぜて、凝集沈殿させます。

この2段階で、原水中に含まれる放射性物質はほぼ除去されている、と思われます。この凝集沈殿の過程で活性炭を通常の4倍量(東京都の場合)を投入し、溶けている成分についても吸着除去しています。

懸濁物を凝集沈殿で除去し、溶けているもので活性炭で吸着できるものを活性炭で除去しています。
活性炭の量を減らしたら、もしかしたら再び検出限界値以上の放射能が混じってくるかもしれません。

降下した放射性物質のうち、マスクをすり抜けてしまうような小さなものは、現時点では大気中や水系からほぼなくなったか土などに付着した。粒子状になって降下してきたものも、イオン化せずに土砂や埃などに付着したままになっている、と想像しています。
つまり、以前より除去しやすくなっている、ということです(想像)。

環境中の、表土にそれらの物質が大量に残留しているはずで、風雨にさらされ水系に移る。土埃に付着して空中を漂っているものも雨でたたき落とされて水系に移る。それが浄水場で除去されたはいいが、なくなるわけではなく浄水汚泥中に濃縮されて存在している、という現状のように思います。

残念ながら、この状態は延々続きます。
今後、汚泥中の濃度の推移をみていけば、(今後の主たる汚染物質はCs:セシウム)環境中のCsがどのような挙動をとっているか想像がつくはずです。



■「検出限界以下」=「存在しない」わけではない

発表されている放射能測定値は、

  1)各浄水場ごと(水道管に配水する直前の水) と、
  2)水道水中(蛇口からサンプリングした私たちが飲む直前の水)

の2種類があります。

比較してみると、2)の方でも4月からはほぼ無視してよいレベルの汚染にとどまり、5月からはほぼゼロであることがわかっています。検出精度が2)の方がはるかに高いので、微量の混入まで分析できています。
1)の浄水場の水も、おそらく2)レベルの分析をすればNDにはならなかったはずです。

ま、データを見比べてみてください。

★要するに、こと放射能について言えば、東京の水道水はまったく問題ない、と言えます。情報開示がしっかりしていれば、判断できるんだ、ということを言いたい。
東京の水に関しては、まったくビビる必要がありません。
ぼくは(改ざんされない限り)データがすべて。安全かどうかなんて言ってくれなくていいというスタンスですので、東京都の現在の姿勢を支持します。
「暫定規制値以下なので安全で安心です!」という人たちをぼくはまったく信用していないんで。この期に及んでまだそれを言う方の人間性までも疑っちゃいます。


■しかし、汚泥をどうするか
浄水汚泥については、これはどうするか。行き場がない。が、セメント材料にに使われ続ける見込みです。

政府の原子力災害対策本部は、原子力安全委員会の助言を踏まえつつ、高濃度に汚染された福島県の(下水)汚泥については次の方針を示しています。
  「福島県内の下水処理副次産物の当面の取扱いに関する考え方」について

ここで、
「脱水汚泥のうち、10万Bq/kgを超える物など測定された放射能濃度が比較的高いものについては、可能な限り、県内で焼却・溶融等の減容化処理を行った上で適切に保管することが望ましい。なお、焼却灰については飛散防止のため、容器に封入する等の措置が必要である。」
とされています。

これはつまり、焼却によって、再び放射能を大気中に放出してしまっていることを意味します。しかも、”10万Bq/kg ”という高濃度でも”燃やせ!”という指示です。さすがに高いのは保管しろ、ということですが。

焼却施設の近隣住民は、再放出された放射能による内部被曝を考えなくてはなりません。燃焼による高温で、再びイオン化・微細化することも考えられます。

ほんとうに行き場がない。

かつて台湾で放射能を含む素材が建材として使われ、健康被害が出たことがあります。日本もやはりそうなるのか・・・


■焼却灰の放射能
データみてください。
  「下水処理における放射能測定結果」東京都下水道局総務部広報サービス課

これは物質(核種)は特定していませんが、下水汚泥の焼却灰が発している放射能の値です。
全β線量で 15,000〜24,000Bq/kgという高い値
を示しています。


こうした焼却灰もセメント材料としての使用を禁止していません。濃度によりますが、ほとんど使われると思われます。ちょっと計算がよくわかりません。

再掲  「福島県内の下水処理副次産物の当面の取扱いに関する考え方について」



これは放射能に限りませんが、
「管理・回収するから大丈夫。コスト・ベネフィット計算するとベネフィット>コスト(リスク)だから使うのが正解!」と著名な専門家が主張し、僕らのような一般人(?)の言い分を「素人の意見」とか馬鹿にしてきました。
計算可能な経済的価値以外の評価はたしかに難しいです。検討方法のひとつとしてコスト・ベネフィット分析は有用ですが、数値は一人歩きするし、いくらでも恣意的な結論を導けます。


私たちは「環境・生態系とはどのようなものか」いま見せつけられているのかもしれません。

ふぅ。本稿は書くのに時間かかったわ。

posted by ichirok at 10:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月12日

★福島県の発表が訂正されました


福島県(田村市)の測定値が訂正されました。
 誤:3.09
 正:0.24

間違いでよかった。

修正前
http://www.pref.fukushima.jp/j/sokuteichi1388.pdf
修正後
http://www.pref.fukushima.jp/j/sokuteichi1388-2.pdf

グラフ(訂正後)
http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/mix/fukushima.php


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小林一朗 Ichiro KOBAYASHI

★県南地域の放射線情報も随時更新
日本持続可能社会新聞  http://4sforsustainability.seesaa.net/
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posted by ichirok at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城県南放射線情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★必読 5/12 13:00の状況

追記
本件、福島県より訂正の発表がありました。
大きな変化はありません。


福島県内 第一原発の西側の地域で空間線量が急上昇している模様です。
間違いかもしれませんが念のためお気をつけください。

http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/mix/fukushima.php

県の公式発表
http://www.pref.fukushima.jp/j/sokuteichi1388.pdf

しばらく注視します。




--
小林一朗 Ichiro KOBAYASHI

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2011年05月11日

知り、対策を知り、共有すると不安は減ります

茨城県南から千葉東葛にかけてのホットスポット化が確実のようです。

「不安を煽るな!」といつものクレームが寄せられていますが、僕は逆の意見ですから情報発信します。
ただし、「どう対策していくか」も同時に考え、意見交換します。

毎週月曜日の午前中、相談会
をもち、放射能に関するレクチャーも続けます。ボルネオ保全トラストの坪内さんも協力してくれます。坪内さんは大学で環境問題(核燃料サイクル・放射性廃棄物)についても講義しておられ、お詳しいのでたいへん助かります。

時刻と場所はDMでお知らせしますのでメールください。
Twitterは ichirokb です。Twでメッセージをいただくのが早いかと思います。

■ホットスポットの広がり地図
こちらに関東一円の放射線量を実測された方のマップがあります。
およそわかると思います。

■拡散・蓄積シミュレーション
これはシミュレーションですが、実測と合っています。参考になります。

株式会社 K&F Computing Research さんの
「gradiによる放射性物質の移流拡散シミュレーション



■不安とどうつきあうか
周囲に放射性物質が蓄積してしまったのですから、今後も不安が完全に消えることはないです。
ですが、対策を理解し実践しているのといないのとでは、僕は結果はだいぶ違うのではないかと思っています。

雨風で少しずつ減るとしても、Cs134の半減期の長さから考えて、この先、この地域に住む子孫はおよそ10世代に渡りリスクにさらされるのです。
もちろん、汚染を引き継がないよう、できる限りの除染を順次行うべきでしょう。ですが汚染された地域はあまりに広い。広範な除染ができなければ、子々孫々まで対策も引き継いでいかなくてはなりません。伝承を。
ご都合主義の安全デマとパフォーマンスばかりでリスクを語るのを黙らせようとする連中とは闘っていくつもりです。

対策すればリスクは減りますが
しなければ増えます。程度はわからない。なので、少しでも安全側で暮らせるよう対策しましょう、と呼びかけます。

相手がわかないと不安になります。放射性物質の性質を知り、他の人がどう対応しているか知ることで不安の正体がみえてきます。
 空中を物質が飛んでいるのか、
 屋外に降下し、そのままとどまっているのか、
 風の強い日はどう過ごすか
 今でも雨は怖いのか、
 掃除の方法は、
 地場の農産物とどう付き合うか、水は、
 ほかのお母さんたちは幼稚園保育園にどう働きかけているのか、
 どこで誰がどんな行動(呼びかけ)をしているか
 有効なデトックスはあるのか(この話は微妙)

少しでもリスクを減らすためできることは、たくさんあります。

そして、二度と原発震災を起こさせず、茨城・千葉であれば原子力防災体制を構築するか。
問合せましたが県は「県民を被曝させた」という認識はないです。もしお詫びなどしてしまうと補償問題が出るし、そもそも自覚がない。
東海村の原子力防災訓練はそれなりによく考えられたものですが、フランス、ドイツ、スイスに比べればお遊びレベル。

米軍による上空からの汚染調査では関東の図は公開されませんでした。
SPEEDIも関東は開示されてません。
しかし、SPEEDIは10年前に既にこのレベルの完成度でした。ドイツ、フランス、ノルウェーによるシミュレーションと見比べてみて下さい。
私たちが見せられている「塗り絵」とは出来が違います。





先日、内閣参与を退任した氏も退任会見の際にこのように語っています。


期のプリュームのサブマージョンに基づく甲状腺の被ばくによる等価線量、とりわけ小児の甲状腺の等価線量については、その数値を20、30km圏の近傍の
みならず、福島県全域、茨城県、栃木県、群馬県、他の関東、東北の全域にわたって、隠さず迅速に公開すべきである。さらに、文部科学省所管の日本原子力研
究開発機構によるWSPEEDIシステム(数10kmから数1000kmの広域をカバーできるシステム)のデータを隠さず開示し、福島県、茨城県、栃木
県、群馬県のみならず、関東、東北全域の、公衆の甲状腺等価線量、並びに実効線量を隠さず国民に開示すべきである。


これは、
要するに関東の人たちも水素爆発以降飛んできたヨウ素、セシウムをかなりの量吸ってしまったよ、特に子どもはあぶないよ、
WSPIEEDIでおよその量がわかるんだから開示しなさい、  と言っていると解釈できます。

これでもなお「不安を煽る!」だぁ。

自然エネルギーの普及にも人々の意見と力の結集が不可欠です。
力をあわせましょう!

PS
で、ぼくが何を考えているか、というと。
茨城に越してきてどんなことをしようとしているか当初の企画がこれです。
全6ページのjpegとpdf(文字)。

この集まりの趣旨と今後の構想

factsheet_moriyafm.pdf

こんなことを考えながら、ファーマーズマーケットを開催してきました。
今の仕事(農業生産法人スタッフ)はご縁をいただいたのと、有機農業の修行のため。

posted by ichirok at 10:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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