2011年03月25日

ボランティア給水

某メーリングリストに投稿したメールです。ご参考。

小林一朗です。

地元のことばかりですみません。
参考になるかもしれないので投稿します。

幸い、●●の水道が地域の簡易水道組合から供給されていました。中程度の深井
戸なので厳密には水質チェックをしたいところですが、緊急的に乳幼児や小さな
子ども、妊婦のご家庭に配りました。

茨城県守谷市では深井戸を7本もっていることがわかりました。通常は深井戸由
来の地下水と利根川・霞ヶ浦由来の河川水をまぜて浄化し給水しています。
深井戸のみ飲用に給水すれば緊急対応はできます。しかし、行政も議員も説明し
てもどこ吹く風なので、やむをえず自分の知り合いにのみ●●から給水しました。

声を大きくして行政に掛けあいたいところですが、一連の問題について理解を示
してくれる家庭の多くが”旅行”にでかけてしまっているので、運動的に広げら
れずにいます。

■ブログ用追記
とりあえずの緊急対応はできそうなのでひと安心。
これで終わらせず行政に働きかけましょう!


--
小林一朗 Ichiro KOBAYASHI

★県南地域の放射線情報も随時更新
日本持続可能社会新聞  http://4sforsustainability.seesaa.net/
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2011年03月24日

3/24 15:00の状況


■放射線計測値
産総研(つくば):0.29μSv/h 15時現在
 ※平常時の6倍程度 福島第一原発の影響がみられる数値です。

参考 県北は高萩で1.93μSv/h(15時現在)
やや下がり始めましたが、高いことに変わりありません。。


■天候・風向き
weathernewsで確認すると、複雑に巻いた微風が続いています。
飛んできた放射性物質が地域を抜けるにはまだいしばらくかかると思われます。
引き続きマスクを。
夕方から北風に変わる見込みなので、また飛んでくると考えておいた方がよさそ
うです。


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小林一朗 Ichiro KOBAYASHI
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3/24 6:00の状況


みなさん、おはようございます。
水道水情報を掲載していますので一番下までお読みください。

■放射線計測値
産総研(つくば)9時更新予定
高萩市:2.070μSv/h(3時現在)
※0.1μSv/hを超えたら僕は注意するようにしています。

■天候・風向き
気象庁 茨城県南
「北の風 日中 南東の風
海上 では はじめ 北の風 やや強く くもり 時々 晴れ
波 2.5メートル 後 1.5メートル うねり を伴うう」

日中、風向きが変わるようなので放射線量の変化に注視しましょう。

PS 水道水について
乳幼児の摂取基準について、WHOでは10ベクレル/リットル(kgでもほぼ同じ)
で設定されていることがわかりました(「WHO飲料水水質ガイドライン」)。日
本では100ベクレル/kgで「乳幼児に与えるな」と言っています。この国の政府
を信用せず、慎重を期した方がよいでしょう。
なお、茨城県内ではほとんど水道水の放射性物質の測定をしていません。よって
データがない。昨日は雨天後であり、東京の金町浄水場と同じ利根川水系で取水
している浄水場の多い茨城では測定しなければいけなかった。行政の不作為です。
つくばみらい市は半分の地域の半分の水量が地下水由来です。つくばみらい市で
利根川取水をやめてもらって、貴重な地下水をわけあうことも必要かもしれませ
ん。
あと、県南各地に「部落単位の水道組合」があります。こうした水道は地下水で
す。フミン質が多めですが、緊急対策にわけてもらうのも一案です。地下水を汚
染する前に止まって欲しい。

福島第一は、まだ予断を許さない状況です。
根拠のある判断材料が少なすぎる。この先、放射性物質大量放出がまだまだあり
えます。
各家庭のコンティンジェンシープランを定めておいたほうがよいかもしれません。


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小林一朗 Ichiro KOBAYASHI
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2011年03月23日

東京の水道水から・・

これが環境というもの。


posted by ichirok at 16:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3/23 10:00の状況


3/23 10:00の状況

■放射線計測値
産総研(つくば):0.27μSv/h 10時現在
 ※所内の駐車場では 0.41
 ※平常時の6〜10倍程度
  増分はすべて核分裂反応由来の自然界には存在しないものです。
  その点を忘れずに。

県北は高萩で2.520μSv/h(23日9時現在)
相変わらず高いです。


■天候・風向き
風向きは変わらず北東。
今日は屋外では一日マスクとツルツルの上着を着たほうがよさそうです。


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小林一朗 Ichiro KOBAYASHI
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3/23 6:00の状況


3/23 6時

今日も要注意です。
念のため屋外の作業は控えるかせめてマスクをする、ツルツルの上着を着るなど
の対処を考えたいところです。

■放射線計測値
高萩市(県北):2.310μSv/h(午前3時)
産総研(つくば):9時更新予定 昨日と同レベル(平常の6〜8倍)が続いてい
ると予想されます。

産総研の更新後、仕事の都合上、すぐにご案内できないのでご自身でサイトをご
確認ください。
http://www.aist.go.jp/taisaku/ja/measurement/index.html

那須、日光、宇都宮どこも影響のみられる数値です。


■天候・風向き
北東の風 10〜15m/s
飛んでくる風向きです。


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小林一朗 Ichiro KOBAYASHI
posted by ichirok at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城県南放射線情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

鹿児島産ソラマメまで・・・

成田空港で積替えの際に汚染された可能性があるとのことだが・・・
このまま日本全国だね。いや世界か。

posted by ichirok at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3/22 特に続報なし


■放射線計測値
■天候・風向き

ともに変わりありません。高めの数値。通常の6倍程度です。
引き続きお気をつけて。

晴れて南風になっても、シュピーゲルほかのシミュレーションをみればわかるよ
うに微風の時ほど陸上で風が巻きます。同じ空気が滞留して巻く感じです。
南風になれば放射線量は減ると思われますが気を抜かず。
明日も北風が続く模様です。

今日は、福島第一原発で噴出するなどの事態がない限りこのメールで終りにしま
す。


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小林一朗 Ichiro KOBAYASHI

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posted by ichirok at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城県南放射線情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3/22 9:00の状況


■放射線計測値
産総研(つくば):0.26μSv/h 9時現在
 ※平常時の6倍程度

県北は高萩で2.8μSv/h(9時現在)


■天候・風向き
5m/秒を超える風は北からですが、内陸では複雑に巻いています。
いったん通過した大気が巻いている可能性があります。

小雨

これから石毛の低温倉庫に人参を取りに行きます。すべて事故前に収穫している
ものなので汚染はありません。
ほうれん草・かき菜が出荷停止になったので人参を販売しないといかんです。

--
小林一朗 Ichiro KOBAYASHI
posted by ichirok at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城県南放射線情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3/22 6:00の状況


■放射線計測値
県北の高萩市で引き続き3.0μSv/hを超える放射線量が観測され続けています。

産総研のデータ更新は10時の予定です。今のところ県南の線量はわかりませんが、
県内の他地域のデータから類推して0.2〜0.3くらいではないかと思われます。

現在は爆発的な事象は起きていませんが、北風だとこのくらいの放射線量が観測
されるとみてよいと思います。一気に噴出した際は要注意ですね。

■天候・風向き
北東の風、雨

レインコート、マスク常備で作業しましょう。

すみません、まだ東京にいます。これからつくばに向かいます。


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小林一朗 Ichiro KOBAYASHI

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2011年03月21日

CRIIRAD (放射能独立研究情報委員会)コミュニケ 日本における食品の放射能汚染

福島第一原発:2歳未満の子供は約5,500 Bqで許容線量超える──仏CRIIRADが日本の汚染農産物評価

---
たいへんなことになりました。
全文はこちら
posted by ichirok at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3/21 の状況 総括


3/21は、微量ながら福島第一原発由来の放射性物質がつくばまで飛散したことが
確認できました。

県内の放射線量をチェックすると、特に高萩市で高い値が観測されています。
何もないときは「0.1μSv/h以下」で推移していましたが、昨日は最高で「4.160
μSv/h(15:30)」が観測されました。

北茨城市でも1.0μSv/hを超えていました。
県北地域の水道水への汚染が心配です。

産総研のデータ更新は明朝10時の予定です。

ひたちなか市堀口と鉾田市縱山はこれら2箇所だけ常時1μSv/hを超えています。
福島第一原発とは別の理由があるのかもしれません。

明日はレインコート、マスク常備で作業しましょう。
posted by ichirok at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城県南放射線情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

転載 放射能漏れに対する個人対策

転送自由とのことなので転載します。

筆者は山内正敏(スウェーデン国立スペース物理研究所)さん
暫時改訂されるので原文もご確認ください。


放射能 対策 原発


[back]

===========================================

放射能漏れに対する個人対策




=== 転載自由(source code をそのままコピーして下さい) ===



放射能に関して、
放射線医学総合研究所(事故対策本部に加わった組織)を始めとして、多くのメディアや研究者が

『現在の放射能の値は安全なレベルである』

という談話を発表していますが、残念ながら、どの組織も

『どこまで放射線レベルが上がったら行動を起こすべきか(赤信号と黄信号)』

を発表していません。これでは近隣地域の人々の不安を払拭する事は出来ないと思います。行動を必要とする危険値や警戒値を語らずに『安全です』と言ってそれは情報とは全く言えないからです。これは我々が取り扱っている宇宙飛翔体での管理についても言える事です(その為に宇宙天気予報があります)。

 そこで、少々荒っぽいですが、行動指針を概算してみました。科学的に厳密な予測は気象シミュレーションや拡散条件など多分野に渡る計算を必要として、短い時間にはとても出来ないので、多少の間違いもあるかも知れませんが、緊急時ですので概算をここに公表します(3月19日現在)。



先ず第一に、刻々と変化する放射能に対してどう判断するかです。色々な研究所が上限値を出していますが、これが総量である事が問題です。というのも測定値は1時間当たりの値だからです。とりあえず、総量100ミリSv(Svはシーベルト)という数字で考えてみます。この数字は原子力関係者が平時に受けて良いとされる政府基準・東電基準で(国際基準は500ミリSv)、更に妊婦を除く大人が受けても大丈夫と科学的に示されている値でもあります(

R.L. Brent の2009年のレビュー論文
を参照)

 気がついてから脱出まで半日かかるとして、かつ状況が刻々と悪くなる事を考慮すれば、危険値は100時間で割るのが妥当ですから、


(1) 1000マイクロSv/時に達したら、緊急脱出しなければならない = 赤信号。

という事になります。しかしながら、この値になって行動すると云う事はパニックを意味します。現在の値の変動幅を見るに、一桁の余裕を見れば数日の余裕があると考えられます。逆に言えば、1割以下の量を超えた段階で行動を開始するのが妥当で、

(2) 100マイクロSv/時に達したら、脱出の準備を始めた方が良い = 黄信号。

という事になります。



第2に、妊婦に関する特別な考慮です。事故対策本部の放射線医学総合研究所に100ミリSv(総量)で大丈夫とありますが、これは正確ではありません。上にあげた R.L. Brent のレビュー論文(2009年)によると、100ミリSv(総量)というのは、1%以上の人が影響を受ける値です。つまり、安全値というより、むしろ、これを越えると有為な差があるという危険値です。論文のTable 5 や Figure 4 論文を見ると、安全と言い切れるのは5ミりSv(総量)以下で、そこから100ミリSv(総量)まではグレイゾーンです。現に、大人の場合、同様に『1%以上の人に明らかに影響がある』と言われる1000ミリSv(総量)に対して、原子力従事者の安全基準は1割の100ミリSv(総量)です。普通の人が毎年放射能を受ける訳でない事を考えても、3割以下で安全と考えるのが妥当で、その事は上記論文の Figure 4 からも見て取れます。ということは、

(3) 妊娠初期(妊娠かどうか分からない人を含めて)の場合、300マイクロSv/時に達したら、緊急脱出しなければならない = 赤信号。

(4) 妊娠初期(妊娠かどうか分からない人を含めて)の場合、30マイクロSv/時に達したら、脱出の準備を始めた方が良い = 黄信号。

となります。

逆に言えば、(2)や(4)の1割以下(普通の人で10マイクロSv/時、妊娠初期の人で3マイクロSv/時)なら安心して良い事になります。




第3に、距離との関係です。チェルノブイリで問題になったのは事故現場からの直接放射でなく、そこで発生した高濃度の放射性噴煙が移動しながら出す放射線でした。福島原発の場合。燃料棒が壊れて、しかも開放弁を通して外気に直接触れているという事ですから、焚き火での焼けぼっくいと同じく、マイクロスケールでの爆発を繰り返して、それが放射能の濃淡を作っています。現に現場付近では、初期の値は大きく変動していました(今は飽和しているから一定値になっている)。この手のマイクロスケールの高濃度放出は自然界では普通に起きている事で、それ故に科学者でなくても多くの人が『そんなものだ』と感じています。このリスク計算がありません。

 地表と違って上空100mを越えると風は安定的にかなりの速さで吹いています。その場合、だいたい10m/秒という見積もりが良く(10km上空は50〜100m/秒です)、この速度だと、高濃度の放射性ダストは(サイズにもよりけりだけど)数時間は拡散せずに放射能を出し続けます。一部の人が言っているように距離の逆自乗で減衰する事はありません。10m/秒とは時速約40kmに相当します。そのようなダストは原発現場でも高濃度の放射能を出しますから、現場で非常に高い値を記録したら、その風下の人間は緊急に室内に退避しなければなりません。その警報が届くまでに2時間見積もる必要があり、そこから80km圏という数字が簡単に出て来ます。ちなみに、こういう警報は日本語で出されますから、日本人(現状では1時間以内で対応すると思われる)と外国人とでは避難の速さが違い、その為に日米での退避半径が違うと考えられます(もちろん、避難範囲を広げると国が後日保証しなければならない人が多くなる、という事情もあるかも知れませんが、そういう政治的・裁判手管的考察はここではしません)。

 さて、では福島原発での放射能の値がどれだけ上がったら室内退避をすべきでしょうか? 急速に運ばれた放射性ダストが、例えば朝凪夕凪になって居住圏にジグザグしながら浮遊するとして、2時間を想定すれば50ミリSv/時が危険値です。つまり

(5) もしも原発の近くで50ミリSv/時を越えたら風下100km以内(左右60度の扇形)の人は緊急に屋内に退避し、100km以上でも近くの放射能値情報に随時注意する = 赤信号。

 では警戒値はどの程度になるでしょうか? この場合、原発での測定が一ヶ所であることを考慮しなければなりません。局所的な高放射能雲なので、一桁の誤差を見積もる必要があります。従って、緊急避難値の1割の5ミリSv/時という事になりますが、この位の値になると、原発正門(測定値のある所)では、事故現場からの直接放射の量が大きくて、浮遊性ダスト起源と区別がつきません。こういう時は変動幅を使うのが常套です。つまり

(6) もしも原発の場所で急に5ミリSv/時以上の変動が見られたら、風下100km以内(左右60度の扇形)の人はなるべく屋内に退避し、100km以上でも近くの放射能値に随時注意する = 黄信号。

となります。




written 2011-3-18

revised 3-19: (1)と(2)を追加

revised 3-21: (5)と(6)を追加

山内正敏


スウェーデン国立スペース物理研究所(IRF)

(日本の研究者が研究室と学会(被災地の研究室)の復旧で手一杯のようですので、海外の私が敢えて発信する事にしました)

===========================================

単位について(Gy と Sv)



Sv = Q x Gy



で大抵は Q=1 です。但し、ソースの近く(原子炉の近くとか、放射性ダストの近く)では中性子の事があり、その場合はQ=10です。


posted by ichirok at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福島第一原発で起きていることを理解するために

■全体像
福島原発問題について 科学者の眼JSA(日本科学者会議) エネルギー・原子力問題研究委員会)
「最悪シナリオ」はどこまで最悪か ~楽観はできないがチェルノブイリ級の破滅的事象はない見込み~(環境エネルギー政策研究所所長飯田哲也)pdf


■動画
マル激トーク・オン・ディマンド 第518回(2011年03月18日)
 日本の何が揺らいでいるのか
   司会:青木理(ジャーナリスト)、宮台真司(社会学者、首都大学東京教授)
   ゲスト:飯田哲也氏(NPO環境エネルギー政策研究所所長)
   報告:神保哲生(ジャーナリスト)
   電話出演:佐藤栄佐久氏(前福島県知事)、矢ヶ崎克馬氏(琉球大学名誉教授)
※福島県前知事の佐藤氏の話は必聴です!
その他、問題の構図がよくわかる解説多数。若干押さえ気味ですがそれでも宮台節が炸裂しているので脱線しているように感じるかも。でもなぜ原発が止まらないかを日本の底流から概観するには役に立ちます。

CNICnews(原子力資料情報室) 元東芝の原子炉設計者 後藤政志氏の外国人記者クラブでの会見ほか多数

■情報まとめ
ISEP(環境エネルギー政策研究所) News&Topics一覧
市民科学研究室 震災関連 情報・救済支援サイト(随時更新)
原子力資料情報室 福島原発関連
posted by ichirok at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

矢ヶ崎克馬 「福島原発放射能漏れについて」

転載   矢ヶ崎克馬 「福島原発放射能漏れについて」

必読です!

〜〜
矢ケ崎克馬
  琉球大学名誉教授、「隠された被曝」の著書、原子力発電所の被曝労働者弁護団の科学的弁護を担当

〜〜

●最大の住民プロテクトは放射能の埃を体内に入れないこと。
●マスクをすること。屋外での食糧配布はやめて屋内での配布とすること。
●雨には当たらないこと、
●子どもの屋外での遊びは極力避けること、等々。

1.1.身体についた埃は洗えば除去できるが、身体内部に入って内部被曝を起す埃除去できない。

本的には環境が汚染された時には、いかに内部被曝を避けるか、外部被曝・付着被曝を最小にするか、が問われる。内部被曝とは、外気を吸い込むことで何年後
かに癌になるのが特徴です。だから、徹頭徹尾外気を無防備で吸わないめ、必ず、命を守るために、マスクをしなくてはならない。映像で除染しているところが
映されたが、作業員は完全防毒マスクをしていて、除染される住民はマスクもせず無防備だったことは、許されることではない。

2.ガイガー
カウンターで、放射線のほこりのガンマー線だけを拾っても駄目なのはなぜか。それは、外部被曝では主としてガンマ線であるが、内部被曝はベータ線が主でガ
ンマ線とアルファ線もあるので、被曝量は内部被曝の方がはるかに多く被害が深刻になるからだ。(崩壊した原子によるベータ線とウランによるアルファ線が含
まれる。)

3.放射能の埃は多原子からなる微粒子を形成するもので、崩壊は、核分裂で生成した原子はベータ崩壊(ベータ線を出す)であ
り、燃料のウランはアルファ崩壊が主である。セシウムや沃素はモニターされる原子であって、放射能の埃の正体である放射性微粒子からは多種の原子からの放
射線が出ている。すなわち沃素だけプロテクトして済むものではない。放射能の埃:放射性微粒子は放射性原子が一個一個別々
の状態ではないので内部被曝は余計に怖いものである。

4.ちなみに沃素-1は甲状腺に集中するので、非放射性の沃素であらかじめ甲状腺を飽和させておけば新たな放射性沃素は定着しないものであるが、沃素だけのプ ロテクトを強調するのは誤りである。

5.
内部被曝では長期間体内に保持される。この被曝量は無視するべきでない。矢ヶ崎克馬の試算では百万分の1グラム程度の摂取量で1シーベルト程度の被爆にな
る。マイクロシーベルトどころの話ではない。少量の吸入でも確率的に発がんに結びつくものであり、十万人当たり数十人のがん死亡者を上昇させる。これは
10年規模で判明する被曝被害であり、放射性の埃を吸引したことによるのが原因であるということは、患者からの解明では決して追跡できない。ごまかしが効
く被曝形態である が、数としては膨大な被害者群を形成する。

6.原子力発電は「内部被曝」による犠牲者を無視することによって、初めて成り立つ商売である。欧州放射線リスク委員会の放射線による犠牲者は戦後6500万人に上るという試算を留意すべきである。この中には原発による犠牲者が数百万人に及ぶと考えられる。

7.ちなみに日本の放射性科学陣は内部被曝について世界一鈍感であると言え る。

8.住民の内部被曝を極力避けるような指示、方針を出すべきである。
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2009年04月19日

霞ヶ浦元気シンポの様子

4/18に開催された「霞ヶ浦元気シンポ」の登壇者発表映像(抜粋)

嶋津暉之さん(水源開発問題全国連絡会共同代表)の基調講演
「霞ヶ浦の水ガメ化、新たな水源開発は必要か」


約40分間のうち冒頭3分。
手持ちのデジカメで撮ったのでブレてますがご容赦ください。

嶋津さんの発表内容をpdfでいただいたのでアップしました。
霞ヶ浦開発の問題20090418.pdf

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posted by ichirok at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境・資源・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月07日

高橋洋一氏書類送検は怪しくないか?

去る3/30、元財務官僚の高橋洋一氏が窃盗容疑で書類送検されたいう報道を目にした。

怪しくないか?

民主党小沢代表の秘書・大久保氏の起訴で、「小沢辞めるべき」の声が高まったことを受けてのことか。
こっちの事件は東京地検特捜部、
高橋氏の方は警視庁。





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posted by ichirok at 20:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

格差問題。城繁幸氏と渡邉正裕氏と。

マル激トークオンデマンドの410回ゲストは城繁幸氏。
主張の大筋はMynewsjapanの渡邉正裕氏と同じ(かな?)。
格差問題の論理で聞く価値があったのは、ぼくにはこれら2名だけでした。

激しく賛同してます。
「民主党・自民党の中にはわかっている人がいる。言うと有権者が嫌うので言えないだけ。社民党・共産党はダメ。非正規の身方をする振りをして、実際には正社員利権を温存させている」
というような流れ。
まったくもってその通り。

論理と情は時にしっかり分けないと。
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posted by ichirok at 04:49| Comment(3) | TrackBack(0) | メディア・報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記者クラブで中央省庁監視?

東京新聞 2009年2月15日の社説にこんなのがあった。

   社会保険庁の消えた年金記録問題でも経験した
   同じ苦い思いで、メディアがこの種の問題に取り
   組めなかったら、中央省庁に記者クラブを置き
   権力を監視する本来の意味
が失われてしまいます。

初めて知りました。記者クラブは権力に迎合するためにおいているわけじゃないんだ。
フリーのジャーナリストや独立系のメディアを排除して既得権を得てぬるま湯につかって、横並び記事を大量生産し、御用メディア化するためじゃなかったんだ。
そうなんだ。
じゃあ上杉隆さんの『ジャーナリズム崩壊』は根本的に間違っているということなんだね。

・・・・そんなわけないだろ!!続きを読む
ラベル:東京新聞
posted by ichirok at 04:15| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア・報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

TOKYOFMにでます

1/29(木)21:00〜
TOKYOFMの「Daily planet」にでます。

話す内容は、戦争と経済、環境、持続可能社会に横串をさすようなイメージで。

  「有限の地球で無限の成長、枯渇性資源への依存を続けるわけにはいかんだろ。
   争奪戦したくないなら転換しないと。
   奪い合ったって結果は一緒。なら転換しよう。量から質へ。
   そして、なんでこれほどまでに転換が難しいのか、現代社会の経済の仕組みをとらまえよう。
   で、エコ・ローカルな事業を!」

という感じになると思いますが出たとこ勝負なのでどうなるかはぼくもさっぱりわかりません。

木曜日は毎週つくばで夕方までボカシ肥の仕込みなのです。全身米ヌカだらけ。
急いで東京のスタジオに向かいます〜
posted by ichirok at 02:39| Comment(3) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

茨城で持続可能な社会づくりに取り組みたい!人の集い

こんなのやりました。

■■■-------------------------------------------------------------
■■  ご案内 茨城で持続可能な社会づくりに取り組みたい!人の集い
■-----------------------------------------------------------------
  日時 2009年1月24日(土) 16:00〜19:00
 ★終了しました★
     ※19時からは交流会
  場所 池袋「たまには月でも眺めましょ」店主の自宅


※以下、小林配布の資料のみアップしました。
この集まりの趣旨と今後の構想




続きを読む
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2009年01月09日

守谷の酪農と満蒙開拓

備忘用のメモとして。守谷も満蒙開拓の名残があったとは

守谷の乳業は満蒙開拓にかり出され、帰ってきた人たちが始めたことをはじめて知りました。
そうだったのか。
いかにも、人が住みにくそうなところだものなぁ。そういう所に、帰国者を送り込んだのですよ。国は。

さて、


2000年の「いのちのまつり」で池田浩士さんのお話「満蒙開拓団と長野県いまだ語り明かされていない日本現近代史」の司会をやらせてもらいました。
そのとき、池田さんにお話に衝撃をうけて、お時間をもらって深夜までさしで飲んだのを思い出します。
自分の生き方というか選択について真剣に考える時って、時々あると思うけど、池田さんのお話もまさにそうだった。
ほかにも「いのちのまつり」で「教えられなかった戦争」の上映会もあった。
続きを読む
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2009年01月06日

2009年の絶望と希望

守谷に引っ越して6ヶ月、有機農業のアルバイトを始めて4ヶ月、ファーマーズマーケットの呼びかけを始めて2ヶ月が経過した。
2009年は自分にとって勝負の年。頑張る、という言葉はあまり好きではないので他の言葉で言い換えると、「心を込めて取り組みます」と年始に宣言する。

さて、
オバマ大統領の誕生は、ブッシュ政権2期の反動によるものだが、ぼくはまったく期待していない。もしかすると、グリーン・ニューディール政策からは一定の成果が得られよう。しかし、アメリカが世界からの搾取なしに維持できるとはぼくには到底考えられない。アメリカにはいくつもの姿がある。そのうちの、もっとも醜い姿を直視することに、あのお人好しでご都合主義のアメリカの大衆が耐えられるとは到底思えない。アメリカは他国を律し、リードし、貢献してきた誇るべき国でありつづけなければならない。その真逆の姿がアメリカの真の姿の一つであるから。続きを読む
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2008年07月17日

ブログ移設

愛用していたdionを8月末でやめるため、ブログを移設しました。

dionにMT形式のエクスポート機能が、seesaaにはインポート機能があったので助かりました。一部リンクがおかしくなってしまいましたが、まぁ許容範囲でしょう。
posted by ichirok at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月20日

いわゆる自然エネルギーは本当に「持続可能」なのか?

地球温暖化対策を進めるため、化石エネルギーから自然エネルギーへのシフトが急務になっている。
私の関係しているところでも自然エネルギーの有効性について頻繁に議論になるのだが、たいてい深まらないまま噛み合わないで終わるので、自分の見解をまとめておく。

私は風力や太陽光発電を推進する立場を取ってはいるが、慎重でもあり、自然エネルギー礼賛ではない。しかし、原発だけは一日でも早く止めたい、止めなければならない、という立場。続きを読む
posted by ichirok at 03:17 | TrackBack(0) | 環境・資源・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月24日

橋本よしひろさんガンバレ 八王子市長選 今月27日投票

世界遺産に匹敵する高尾山の豊かな自然を守れるか、
時代錯誤の道路建設を続行するのか

八王子在住の方、お知り合いのいる方は「橋本よしひろ」さんとともに環境・経済のグッドバランス社会を実現しよう!

「高尾山の環境を守る活動」については虔十の会
posted by ichirok at 14:49 | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

暫定税率/道路特定財源はどうなる

政府・与党は「暫定税率維持」、「継続して道路建設と維持に使う」
民主党は「暫定税率を撤廃」ガソリン価格を25円下げる方針

このテーマについては以前も書いた(「道路特定財源のゆくえ 自動車の社会的費用と目指すべき方向性(2006/12/8)」)
。その時は自動車の社会的費用と外部不経済問題について。

以下、暫定税率問題を考える上での備忘として。しかし、、、非常にネガティブだ。続きを読む
posted by ichirok at 02:04 | TrackBack(3) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月12日

悪法 鳥獣被害防止特別措置法案成立の見込み

昨日(12月11日)、「鳥獣被害防止特別措置法案」が衆議院で全会一致で可決した。参院では14日の本会議で可決され、成立する見込みである。
本日の日本経済新聞、日本農業新聞にて、本法案採決について報道されている。

その名称だけ読めば、農林業への鳥獣による被害を軽減するために必要な法案のように思える。しかし、その中身と目的には疑問が多く、また農水省にて鳥獣被害対策マニュアルを作成したばかりであることを考慮すれば不要の法律である。

本法案の構想段階では、自衛隊を動員し、先数年間は被害が出ないほど大量に捕殺してしまおうとの目論見があった。続きを読む
posted by ichirok at 19:20 | TrackBack(1) | 環境・資源・エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月18日

神々しい

我が家の窓から。
見とれてしまいました。


mt_fuji
posted by ichirok at 18:43 | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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